集客の考え方
予約フォームの離脱を減らす3つの見直し|入力の手間が予約を止める

「SNSもHPも頑張っているのに、予約がなかなか増えない」
そう感じたとき、多くの方は「もっと投稿を増やそう」「広告をかけよう」と、人を呼ぶ側に目を向けます。
けれど、複数の支援先のアクセス解析を見ていて、気づいたことがあります。
予約フォームまではちゃんと人が来ているのに、そこから先で人が消えていくお店が、一定数あったのです。
この記事では、予約フォームで人が離れてしまう原因と、支援先で実際に行った見直しの内容をお伝えします。
人は来ている。止まっているのは「予約完了」の手前
集客の相談は、どうしても「どうやって人を呼ぶか」に集中しがちです。
SNSの投稿、広告の出し方、HPのデザイン。どれも大切ですが、その先の予約フォームで人を逃しているお店が、思っていた以上に多くあります。
アクセス解析を見ると、フォームのページまではしっかり人が来ているけれど、問題は、そこから予約完了まで進む人の割合が低い。
私の実感値ですが、フォームに来た人のうち予約を完了する人が半分にも満たないお店は、5割以上あります。
フォームからの離脱率を見て初めて、問題は入り口ではなく出口にあったと気づく。そんなケースは少なくありませんでした。
予約が伸びないときは、人を呼ぶ前に、来てくれた人が予約まで進めているかを確かめることが先です。
離脱が多いフォームに共通していた3つの負担
1つめは、何を書けばいいかが分かりにくいこと。
たとえば「お名前」とだけあると、フルネームなのか名字だけでいいのか、一瞬迷います。ほんの一瞬ですが、その迷いが手を止めさせます。
2つめは、必須項目の多さです。
名前、電話番号、メールアドレス、希望日、希望時間、来店人数、何を見て知ったか、ご要望。開いた瞬間から「圧」を感じてしまいます。
3つめは、たくさんの項目が一画面にずらりと並んでいること。
スマホの小さな画面では、入力欄がどこまで続くのか分からず、途中で心が折れてしまいます。
どのフォームも、作った側からすれば「これくらい普通」「全部必要な情報だから」という作りでした。
けれど入力する側にとっては、思っている以上に負担になっていたのです。
人は、先が見えない作業や、考えないと進めない作業を前にすると、それだけで面倒に感じやすいものです。
予約したい気持ちはあっても、小さな面倒が重なると、その気持ちは途中で途切れてしまいます。
また、自分のお店の予約フォームを自分自身が入力してみることは、意外と少ないものです。
作った当初のまま何年も手を入れていないフォームも、珍しくありませんでした。
支援先で行った3つの見直し
まず、入力欄に「例:山田太郎」のような入力例(プレースホルダー)を入れ、何を書けばいいかが一目で分かるようにしました。
次に、必須項目を絞り込みました。
ご要望のように後からでも聞ける項目は任意にして、最初の段階で必須にする項目を最小限にしました。
そして、項目がどうしても多くなるフォームは、一画面に詰め込むのをやめてステップ形式に変えました。
「まず希望日を選ぶ」「次に人数を選ぶ」「最後に連絡先を入力する」と、一つずつ進む形です。一度に見える情報を減らして、気持ちのハードルを下げるのが狙いでした。
POINT
入力例を入れる、必須項目を減らす、ステップ形式にする。どれも既存のフォームに手を加える程度でできる見直しで、大きな予算をかけなくても結果が変わりうる部分です。
小さな見直しが重なって、予約完了までたどり着く人が増えた
見直しを行った支援先では、いずれもフォームからの離脱率が改善しました。
特に効果が大きかったのはステップ形式への変更です。一画面に項目が並んでいた頃は予約完了まで進む人が半分以下でしたが、ステップ形式にしてからは、その割合が目に見えて増えました。
入力例の追加や必須項目の削減も地味な変更ですが、離脱を減らす手応えがありました。
一つひとつは小さくても、積み重なることで、予約完了までたどり着く人の数ははっきり変わりました。
今日からできる、予約フォームのセルフチェック
まずは自店の予約フォームを、ご自身で実際に入力してみてください。そのうえで、次の3つを確かめます。
- 入力欄に何を書けばいいか、一目で分かるか
- 必須項目は、本当に「予約の段階で」必要なものだけになっているか
- 項目が多い場合に、一画面にすべて詰め込んでいないか
広告費や投稿を増やす前に、今あるアクセスをきちんと予約に変えられているか。
そこから確かめるほうが、費用対効果の面でも優先度が高いことが多いと感じています。
予約までの流れの見直し、一緒に整理しませんか
毎日見慣れているお店のフォームほど、どこでつまずかれているかは見えにくいものです。
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「数字の見方がわからない」「何から手をつければいいかわからない」という段階でもかまいません。お店の予約の流れを一緒にたどりながら、気になるところを一つずつ確かめていきましょう。

